大抵のお宅でカラーボックスは荷物として存在します。毎回の様に引越し作業員も取り扱いますし、軽量で丈夫なので、引越し作業員にとってはもっとも安心して扱える荷物の一つです。
面白いのは、各引越し業者のカラーボックスの梱包に対する考え方です。私が以前所属していたところでは、カラーボックスさえ梱包する!というのを他社との差別化をする意味でアピールに使っていました。勿論、毛布などで梱包して運搬します。
ただ、本当にそこまでする必要があるのか疑問な部分も正直あります。そのため必要な毛布の用意、そして梱包の手間、新居での開梱の手間と、梱包時につかったガムテープを毛布から除去して、毛布を綺麗にたたみなおす手間。
こういったことが、カラーボックスの数分だけ行われることになるのです。素人目にはそこまで丁寧にしてくれるの?!と思う方がいるのもわかります。私もそれをアピールポイントに、営業で何人もの方を落としてきました(笑)
ただ、カラーボックスを梱包することによって防げた破損の量と、大幅にのびた作業時間のデメリットの兼ね合いですかね。といいますのは、引越し業者によりますが、引越し専門のスタッフではない、もしくは長期雇用されてずっと引越しをやっているわけではないスタッフも結構多いのです。ですから、こういった作業を徹底しようとすると、皆さんが思った以上に作業時間がかかって、引越し終了が凄く遅くなった・・・という苦情・クレームが結構発生しているのです。
ここも、皆さんがどういう作業を求められるかで、引越し業者選択のポイントにされてもいいと思います。 |